健康と安全、そしてイノベーションを維持しましょう!

世界経済のこのようなシヤットダウン状態を予測することは誰にもできなかったと言っても過言ではないでしょう。傷跡は長く残ることでしょう。特にホスピタリティ業界にいる私たちにとって、収入だけでなくメンタルヘルスにも大きな損失があることは明らかです。個々の人々が直面している経験は異なります。しかし、私たちが失ったものに焦点を合わせるのではなく、屈服しない心と粘り強さを大切にして将来に目を向けるべき時です。この危機を乗り越えるために、創造的であり型にはまらない考え方が必要でしょう。その場に留まることすら難しい時に成長やチャンスに考えを集中すべきだと言われるとイライラするかもしれませんが、私たちがビジネスを始めた時と同じ起業家精神が今こそ必要です!信念、積極性、決意、ビジョンの背後にある情熱とインスピレーション、人々を動かす力、問題解決力と意欲、これらすべてとあなたの確固とした本質をもつビジネスは、今の不確実な状態をも切り抜けることでしょう。

多くのビジネスにとって最も困難だったのは、今年の不確実性であったことでしょう。この状況でどのように成功することができるでしょうか?私は最近、プレッシャーの下でどのように働き、期待を超える結果を出すのか、高パフォーマンスチームの構造を長年研究してきたアニータ・サンズ博士の講演会に出席してきました。

博士はそれをABCDモデルと呼んで説明しました。

  • Awareness(意識)
  • Belonging (帰属)
  • Curiosity(好奇心)
  • Drive(駆り立てる力)

A: 意識は、自己意識と状況認識の両方で構成されます。危機は改善べき点を表面化します。この危機で自分の何が表面化したのか、自問してみてください。どうすれば自分をより成長させることができるだろうか?何が自分をダメにするだろうか?自分の真の価値はどこにあるだろうか?自分が何を提供できるかを考えてみてください。自分自身について考えてみることにより、状況にどのように反応するかではなく、どう対応したいかが分かるようになります。状況を認識することによって、自分に何をすることが求められているのかを知ることができます。まず自己管理をきちんと行うことが大切であることも理解できるようになります。

好奇心はスーパーパワーです。好奇心は、失うことよりも獲得するために出来るすべての方法を考えるように私たちを動かします。

B: 危機は何が優先されるべきかも表面化します。帰属意識がないと、漂流してしまいます。スタッフ達は「ここで働き続けているのはなぜだろうか?」と自問しているかもしれません。単なる職場のチームの一員というだけではなく、必要とされていると感じることが大切です。組織への信頼を築き、すべての従業員が大切にされていると感じるようにする必要があります。機能的帰属意識は、なぜ皆が共にそこに属している必要があるかを理解しているということです。目的と共通のゴールがこれ以上ないという程に明確であるようにしましょう。それが皆を動かす原動力となります。従業員がこのチーム以外と一緒に働くことなど考えられないと感じるようであれば帰属意識が本当の意味で存在すると言えるでしょう。

C: 好奇心はスーパーパワーです!それは、戦闘モード、または縮こまって何も出来ない状態から抜け出す助けになります。好奇心は、恐れや悲しみに圧倒されている自分を解放してくれます。好奇心は自分自身を変化に順応させてくれます。「通常であれば行えなかったであろうどんなことをこの機会に自分が達成出来ただろうか?」と考えてみてください。好奇心は、失うことよりも獲得するために出来るすべての方法を考えるように私たちを動かします。

D:パフォーマンスの高いチームは、不必要に「申し訳ない」と考えることを避けます。例えば、休息を取ることを申し訳ないとは考えません。休息と回復の重要性を理解しているということは、時間を効率的に利用することに厳格でなければいけないことを意味します。私たち皆に共通することですが、どのように時間を使うのか、そしてなぜ時間を使うかを明確にする点で改善が必要です。自分のエネルギーレベルが低いときには、できるだけ他の人を巻き込みたくはありません。チームの皆が回復して再びバランスを取ることが出来るように最善を尽くしてください。仲間がどんな経験をしたかを理解し、回復するためには何が必要かを尋ねてください。次に、正しい方向に向かうように助け、新年に向けて絆を強めてください。

スペイン風邪は1918年から1921年の間に甚大な被害を引き起こしました。しかし、1920年代は、近代史上最も革新的な時代となったのです。私たちは、真の脅威に直面したときにこそ、信じられないほどの起業家精神を発揮するものです。今年は間違いなく自分のビジネスについて多くを知る機会となったことでしょう。大きなホテルの経営者と話しをする機会がありました。その経営者は、「自宅で楽しむお食事セット」を提供し始め、全く新しい収益源を生み出すようになったとのことです。より良い食事体験をしてもらえるようにホテルのレストランのテーブル間の距離を2m保つことにしたホテルのオーナー達もいます。食事や飲み物を提供しても実際には利益になっていなかったことに気付いてそれらのサービスに変更を加えたホテルもあります。作業がより簡単になり、さらにゲストに本当に滞在することを楽しんで貰えることを考えて、最低2泊からの滞在のみを受け付けることにしたホテルもあります。また、どうすればより良いホテルにすることができるかどうかを考える機会になったホテル経営者たちもいるようです。これまでは優先させることの出来なかったスキルアップとトレーニングを行う機会にもなりました。この状況に終わりがくることは間違いありません。素晴らしい宿泊施設であることが広く知られるようになる準備を行い、希望と楽観主義を大切にしていきましょう。