稀なケースですが、予約経路から受け取る予約が、異なる部屋に分けられる場合があります。同じ部屋が、予約された日数全て使用可能で有れば、当然その部屋が優先されます。しかし予約された日数全ての間使用可能な部屋がない場合でも、部屋を分けて予約が受理されます。
なぜそうなるのですか?
予約経路 (OTAなど) は、その日に何部屋空きが有るかと計算し、各部屋の空室状況を把握しているわけでは有りません。例えば、金曜日に101号室が空室で、土曜日には102号室が空室だとします。その場合には予約経路は「金曜日: 空室1部屋、土曜日: 空室1部屋」と把握します。大抵の場合、お客様は自分の滞在中に部屋を移動する事を好まないので、これが問題になる事が有ります。
解決策がありますか?
残念ながら自動的にこの仕組みを制御することは出来ません。しかしながら、手動で予約を動かす事により、殆どのお客様が滞在期間中に部屋を移動せずに済む事でしょう。「部屋の割り当て設定」にある「最適化(可能な限り空間を埋める)」や「カレンダー」ページのドラッグ・アンド・ドロップ機能が役立ちます。
更に、カレンダーページを定期的に確認し、予約済みの部屋の配分を最適化する事も役に立ちます。各部屋で小さな空きが数多く有るのを減らし、出来るだけ大きな空きを作って置くことにより、新しく入った予約が各部屋に分かれてしまうのを防ぐ事が出来ます。
もし、各ルームタイプに沢山の部屋が登録されていない場合には、各ルームタイプに一つの部屋のみをSirvoyのルームタイプに登録するよう設定を変更して、それらに対応するルームタイプを予約サイト側にも作成してマッピングする方法もあります。各ルームタイプごとに料金とリストリクション(販売制限)を設定する必要があるため、この方法にはさらに手間がかかるかもしれませんが解決策の一つになります。