貴施設の業績を調べたり、改善出来る分野を見つけるのに役立つ数値を**「統計」**から見ることが出来ます。貴施設の業績を概観するためには価値が有りますが、簿記のために使用されるべきものでは有りませんのでご注意下さい。

以下に各数値の説明を記載します。

全ての例は次の状況に基づくものとします:

全ての部屋はダブルルームで月曜日に予約されたものとします。
Room1は$100/泊で火曜日から木曜日まで2泊予約されたものとします。
Room2は$200/泊で水曜日から金曜日まで2泊予約されたものとします。
Room3は空室のままとします。

         月.   火.   水.   木.   金.
Room1         $100 $100
Room2              $200 $200
Room3

請求書/領収書と支払い:
Room1: 火曜日に今回の宿泊代金の請求書を発行したものとします。ゲストは水曜日に50%を銀行間振替で支払い、残額は2週間後に支払うものとします。
Room2: ゲストは全ての支払いをチェックインの際に済ませて、ホテルは領収書を発行するものとします。

ご注意ください:部屋の数に関連する数値すべては、過去または将来の期間を選択した場合でも、現在の部屋数で計算されます。

主要指標

ご注意ください: この部分の金額には税金が含まれています。

予約に含まれる料金の合計:予約料金(部屋料金、追加料金、サーチャージを含む)を日割りにした金額の選択された期間の合計。複数泊の予約の場合は、平均値が日割りにした料金として使用されます。

例: 水曜日は$300になります。($100 Room1 +$200 Room2)。
火曜日と水曜日の2日間の場合には$400になります。($100 Room1 + $100 Room1 + $200 Room2)

ご注意ください: 「フィルター」機能にて特定のルームタイプのみを選択した場合でも、「追加オプション」の項目には選択した期間内の予約すべての追加オプション料金が含まれます。

平均客室単価: 客室の収入 (追加オプションやサーチャージ料金を除く) を販売された客室数 (又は、「客室数の合計」- 詳しくは更に下の項目を参照して下さい) で割った数値 。

例: 水曜日は$150になります。 (= $300÷販売された客室数2)。
火曜日と水曜日の2日間の場合には$133.3になります (=$400÷販売された客室数3 (Room1が2室とRoom2が1室))。

販売可能な客室1室あたり売り上げ: 客室からの収入の合計 (追加オプションやサーチャージ料金を除く) を販売可能な客室数 (ホテルの客室数×選択された日数) で割った数値。この数値にはブロックされている客室やダミーの客室も販売可能な客室として含まれますのでご注意下さい。

例: 水曜日は$100になります。(= $300÷販売可能な客室数3)
火曜日と水曜日の2日間の場合には$66.7になります。 (= $400÷販売可能な客室数6)

領収書と請求書

領収書: 選択された期間に発行した領収書の料金の合計。

例: 水曜日は$400 (Room2に発行した) になります。その他の日は全て$0になります。

請求書: 選択された期間に発行した請求書の料金の合計。

例: 火曜日は$200 (Room1に発行した) になります。その他の日は全て$0になります。

支払われた請求書: 選択された期間内に、請求書にリンクされている支払の登録がされた場合、それらの料金の合計がここに表示されます。それらの請求書がいつ発行されたかには影響されません。

例: 水曜日は$100 (Room1の支払が登録された為) になります。その他の日は全て$0になります。

支払い

選択された期間に登録された支払いの全ての合計。「領収書 (デフォルト)」の他、以下のカテゴリーに区別して表示されます (実際に支払いの登録があったカテゴリーのみ表示されます):

  • レジ (カード/現金)
  • 銀行間振替
  • 請求書 (外部アプリ)
  • カード
  • 現金
  • ギフトカード
  • 小切手
  • カスタムタイプ

ここのカテゴリーと上記の「支払われた請求書」の関係は次のようになります:
ここのカテゴリー全ての合計 (「領収書 (デフォルト) 」を除く)=「支払われた請求書」+ 特定の請求書にリンクされていない登録された支払い

例: 水曜日は「領収書 (デフォルト)」が$400 (Room2に発行) になり、「銀行間振替」が$100 (Room1の支払) になり、その他のカテゴリーは全て$0になります。その他の日は全てが$0になります。

期間内の稼働率

選択された期間に、利用可能な客室全てに対して何パーセントの客室が予約されたかを表示します。ブロックされている部屋やダミーの部屋も「利用可能な客室」に含まれますのでご注意下さい。

例: 火曜日は33% (= 3部屋中1部屋が予約された)。
火曜日と水曜日の2日間の場合には50% (= 6部屋中3部屋が予約された)

異なるゲストの数: 選択された期間にチェックインした異なるゲストの合計。

例: 火曜日は2になります。水曜日も2になります。その他の日は0になります。

ゲスト数の合計: その日にチェックインしたゲストと滞在したゲストの合計。(複数の日付を選択した場合には全ての日数の合計が表示されます)。

例: 火曜日は2になります (= Room1に2人のゲストが宿泊)。火曜日と水曜日の2日間の場合は6になります (= 火曜日に2人 + 水曜日に2人×2組)

客室数の合計: その日に使用される客室の合計 (複数の日付を選択した場合には全ての日数の合計が表示されます)。

例: 火曜日は1になります (= Room1に宿泊).火曜日と水曜日の2日間の場合には3になります (= 火曜日にRoom1 + 水曜日にRoom1 と Room2)

期間内に登録された予約

新しい予約: 選択された期間に登録された予約全ての合計。

例: 月曜日は2になります。その他の日は全て0になります。

予約を受けた経路: どこから予約が入ったかをパーセンテージで表示します。例、ウェブサイト、フロント受付、Expedia、等。

予約入力者: 誰が予約を登録したかをパーセンテージで表示します。例、ゲスト (オンライン)、ユーザー1、ユーザー2、等。

チャート

選択された期間の全てのルームタイプ、もしくは特定のルームタイプの「合計客室数」と「宿泊者数」を切り替えて表示することが出来ます。

フィルターを使用して特定のルームタイプを選択する場合、グラフにはその特定のルームタイプへ入った予約のみが表示されますのでご注意ください。同じ部屋が他のルームタイプとしても販売されている場合、他のルームタイプとして入った予約はここに含まれません。しかしながら、フィルターを使用して特定のルームタイプを選択して更に「逆にする」の表示をオンにすると全ての予約とブロックされた部屋も含まれます。そして、選択されたルームタイプの空室状況が表示されます。

国籍

選択された期間にどの国からのゲストが何泊したかを表示します。